山形、宮城、蔵王連峰・刈田岳
 山形、宮城、蔵王連峰・刈田岳

 日本百名山の一つ、宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰には山岳信仰の風習「御山参り」が江戸時代から脈々と受け継がれる。地元有志は約10年前、当時を体感しながら歩くルートを「蔵王古道」として復元。山頂まで車で行けるようになって以降、長く忘れられた修験の道は大手の登山地図にも掲載され、県内外から訪れる古道ファンの歩みをつないでいる。(共同通信=西尾真奈)