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山形県と宮城県にまたがる蔵王山・熊野岳を登頂した川崎弘さん=2021年10月25日(本人提供)
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山形県と宮城県にまたがる蔵王山・熊野岳を登頂した川崎弘さん=2021年10月25日(本人提供)

 兵庫県走友会元理事長で、2017年まで開かれた平荘湖駅伝競走大会の大会委員長も務めた川崎弘さん(81)=高砂市=が、日本百名山踏破まであと3座に迫っている。40代の頃はフルマラソンのサブスリー(3時間切り)を何度も達成した健脚家。70代で始めた新たな目標のゴールを目前に、「今年は達成したい」と意欲を燃やす。(若林幹夫)

 川崎さんは、会社員時代の30代後半で初マラソンに挑戦。当時は月間250~300キロを走り込むほどで、ベストは2時間56分58秒を誇る。加古川市の平荘湖周回コースを会場として毎年3月に開かれていた駅伝大会は同時期に始まり、長年運営に尽力した。

 45歳で競技を退いた後も、ウオーキングや自転車など趣味で体を動かし続けた。登山を始めたのは2013年。最初は百名山の一つ、徳島県・剣山(標高1955メートル)のバスツアーだった。鍛えた足腰は健在で、他の参加者よりも先に登頂できた。翌年には富士山や北アルプスなど3千メートル級以上の13座を巡り、「いっそのこと全部やってやろう」と毎年20座ほどを登るようになった。

 登り方は大胆だ。百名山は北海道から鹿児島県までに点在する。毎回、車で一人旅。観光地などに立ち寄りながら一般道を走り、到着すれば一気に山頂を目指す。可能なら日帰りで下山。「ただ頂上で三角点にタッチするだけ」と口ぶりは素っ気ないが、スマートフォンに保存された頂上での写真は、どれも満面の笑みを浮かべる。

 「何よりの楽しみ」というのが山での出会い。初対面でも、すぐに山の話で盛り上がる。メールや年賀状をやりとりする仲間が全国にできた。北海道の利尻山や鹿児島県・屋久島の宮之浦岳など、晴天時に見下ろした絶景も印象深い。

 「マラソンが粘り強い体を育ててくれた」と話し、今はトレーニングとして地元の高御位山(たかみくらやま)にほぼ毎日登る。百名山のうち、残るはいずれも北海道の3座。「山はワクワクする。ここらで決めてしまいたい」。80歳を超えても、まだまだ衰えを感じさせない。

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