能登半島地震に応援を派遣した静岡、富山、京都、岡山4府県の災害派遣福祉チームによる打ち合わせ=2024年1月、石川県七尾市役所(静岡DWAT提供)
 能登半島地震に応援を派遣した静岡、富山、京都、岡山4府県の災害派遣福祉チームによる打ち合わせ=2024年1月、石川県七尾市役所(静岡DWAT提供)

 災害時の避難生活はとりわけ高齢者らの心身に負荷がかかり、福祉支援が欠かせない。能登半島地震で活動した災害派遣福祉チーム(DWAT)の専門家は「助かった命を、福祉で守りたい」と話す。南海トラフ巨大地震でも多数の災害関連死が懸念される。DWATの人員増など体制の底上げが必要となる中、福祉の専門職確保という課題を抱える。