最高裁=9日
 最高裁=9日

 裁判記録の永久保存が急速に進んだ。少年法改正にもつながった「神戸連続児童殺傷事件」の記録廃棄発覚を機に、裁判所は「終わった記録は原則捨てるもの」としていた慣習を転換した。今後増え続ける膨大な紙の資料をどこに保管するのか。公開や活用の在り方も焦点となる。「国家レベルで対応すべきだ」と新たな予算措置を求める声も上がっている。