ウクライナ侵攻初期の激戦地マリウポリでの体験を語るナタリア・クシュニエルさん=18日、ビンニツァ(共同)
 ウクライナ侵攻初期の激戦地マリウポリでの体験を語るナタリア・クシュニエルさん=18日、ビンニツァ(共同)

 ロシアの侵攻開始から来年2月で4年となるウクライナで、戦闘や家族の死で深いトラウマを負った人々のケアが課題となっている。国境なき医師団(MSF)が西部ビンニツァで運営する心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療施設は、侵攻長期化で患者が途絶えない。「もう死にたい」と思い詰める人もいる中、医師や心理士が心の傷に寄り添う。