かつて勤務した地方紙の先輩から短歌集「地吹雪と輪転機」が届いた。歌など詠む人だったかな?と驚きつつ扉を開くと、350首余りを一気に読み通してしまった。20年前から仕事の傍ら詠んだ作品という。パイオニアとして40年余りを駆け抜けた女性記者の心の叫びが随所に埋め込まれ、胸が熱くなった。