戦後日本の国土計画をリードした元国土事務次官、下河辺淳(しもこうべあつし)さん(1923~2016年)の著作や発言、資料を収蔵した「下河辺淳アーカイヴス」が東京・虎ノ門にある。戦災復興院からスタートし、5次にわたる全国総合開発計画の策定に関わり、「ミスター全総」と呼ばれた。阪神・淡路大震災の際は政府の復興委員会委員長を務めた。その軌跡を反映して文献は延べ1万2500点に及ぶ。