これを書いている2日前に雪が降り、10センチほど積もった。大雪が降る街に長く住んだことがないせいかもしれないが、私は雪が好きだ。雪が降っていると、ついつい空を長い間眺めてしまう。なぜだかわからないが、雪がちらつく灰色の空を見ていると、心が落ち着くのだ。今も心に残っているのは、高校生の頃、2年間を過ごしたコロラドの雪景色だ。コロラドは冬になると真っ白になる(ただ気温としては暖かい日もあり、Tシャツで校舎を移動している子たちがざらにいて、不思議な光景だった)。今でも雪が降ると、その頃、寮の窓から雪を眺めながら聴いていた、Lisa Loeb & Nine Storiesの「Snow Day」という歌を必ず一度は再生するのが私の決まりになっている。そして私は、雪の降る場面のある映画が好きだ。