ヤマモトマサアキ・画
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  第三章 行き違う人々(二十五)

 はし家は当然、筒井家と何度もほこを交えていたが、やがては筒井家から正妻を迎え入れて従属した。そして、その時に一万五千石だった所領は、四万石へと増えた。