山上徹也被告
 山上徹也被告

 2022年7月に奈良市で参院選の応援演説中だった安倍晋三元首相=当時(67)=を銃撃し殺害したとして、殺人や銃刀法違反などの罪に問われた山上徹也被告(45)の弁護人は4日、求刑通り無期懲役を言い渡した奈良地裁判決を不服とし、大阪高裁に控訴した。同日が控訴期限だった。

 主任弁護人の古川雅朗弁護士は「被告と協議した結果、一審判決を是正する機会を得るべく控訴申立書を提出した」とするコメントを出した。申立書の内容は明らかにしなかった。

 1月21日の地裁判決は、被告は教団に怒りを抱き、安倍氏が教団に影響力がある人物だと考え襲撃を決めたと認定。生い立ちは不遇な側面が大きいとする一方、安倍氏に落ち度は見当たらず、多数の聴衆がいる現場で複数の弾丸を発射した危険性は著しいと判断した。

 判決によると22年7月8日、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で演説中だった安倍氏を手製のパイプ銃で銃撃し、殺害した。