ロングスカートの裾が床に… ※写真はイメージ(Rado/stock.adobe.com)
ロングスカートの裾が床に… ※写真はイメージ(Rado/stock.adobe.com)

 駅や商業施設の階段で、ロングスカートの裾を引きずりながら歩く人を見かけたことはありませんか。スカートが地面に触れると汚れるほか、周囲の人たちには踏まないよう気を使わせたり、歩くペースを乱したりすることも。エスカレーターでは布地が巻き込まれる恐れもあります。

■「裾が真っ黒…理由わかった」初めて気付く人も

 Xのアカウント名「うさぎのみみちゃん」さん(@usagitoseino)は、街なかの下り階段でロングスカートを引きずる人を頻繁に目撃しており、注意喚起として良い例と悪い例のイラストを作成。自身のXに投稿しました。

 「みんなへ。ロングスカート流行ってるけど左みたいな持ち方で階段降りるなよ。掃除してるぞ。後ろの布を前に持ってくる感じで持つんだ。365日ロングスカートの女より」(Xの投稿から引用)

 良い例として紹介されたのは、スカートの脇から後ろにかけての布を前にたぐり寄せる持ち方。布が床に触れる心配はありません。

 一方、悪い例では、スカートの前部分だけ持ち上げ、目の届かない後ろ部分はそのまま。後ろの布地は階段を引きずり、まるでほうきのよう。地面にたまったちりやほこり、唾などにも触れていると思うとゾッとします。

 投稿は662万回表示され、いいねの数は11万を超えるほど拡散。投稿したうさぎのみみちゃんさんは「ロングスカートを履く人も履かない人も、スカートさばきには興味があるんだなと思いました」と驚いています。

 SNSユーザーからは、「めちゃくちゃわかる」「スカートで階段掃除している人がほとんど」「引きずってる人多いです」「見ていてヒヤヒヤします」「後ろの人が裾を踏んで転落でもしたら大変」「裾を引きずる人がいたら距離をあけてる」「所作は大事」などの反応が相次いでいます。

 中にはイラストを見て初めて、自身のスカートの汚れの原因が分かったという人もいて、「裾が真っ黒になっていた理由がわかった」「だから毎回汚れていたのか」といった声も。

 また、上り階段での対処法を教えてほしいというユーザーに対し、うさぎのみみちゃんさんは、下りとは逆にスカートの前部分を持ち上げて歩くようアドバイス。「広がる系のスカートなら後ろからガッと前までまとめて持ってきて 前のスカートもまとめて持ってのぼってください」としています。

 お気に入りのスカートで周囲に迷惑をかけないよう、裾の端まで神経を払っておしゃれを楽しみたいですね。

(まいどなニュース・金井 かおる)