尼崎東署で「のじぎく賞」を受けた(左から)村尾道隆さん、森翔陽さん、細谷若葉さん、多井真優さん=尼崎市潮江5
尼崎東署で「のじぎく賞」を受けた(左から)村尾道隆さん、森翔陽さん、細谷若葉さん、多井真優さん=尼崎市潮江5

 連絡橋から飛び降りようとしていた60代の女性を助けたとして、柔道整復師や鍼灸(しんきゅう)師の男女4人に、兵庫県の善行表彰「のじぎく賞」が贈られた。連携して女性を助け、同県警尼崎東署員に引き継いだ。女性にけがはなかったという。

 受賞したのは、整骨院を運営する会社の同僚で、柔道整復師の村尾道隆さん(43)と細谷若葉さん(24)、多井真優(まう)さん(22)、鍼灸師の森翔陽(しょうや)さん(24)。

 4人は昨年12月4日午後11時45分ごろ、食事を終え、JR尼崎駅北側にある地上6メートルほどの連絡橋を渡っていた際、橋の柵の外側に立ち、ぼんやりしている女性を見つけた。

 急いで駆け寄り、村尾さんが「死んだらあかん」と声をかけると、女性は「死なせてほしい。寂しいねん」と涙声で返事したという。村尾さんと多井さんは女性を抱えて柵の内側に救助し、細谷さんと森さんは近くの潮江交番に駆け込み、署員を誘導した。

 日頃から仲が良く、自然と役割分担ができたといい、同署で賞を受けた4人は「チームワークの良さが出た」と笑顔で振り返った。森さんは「とっさに取った行動だったが、表彰してもらえてうれしい」と話していた。

(潮海陽香)