水性ペンで汚れてしまったズボン/satomi.hさん(@satomi.h_0901)提供
水性ペンで汚れてしまったズボン/satomi.hさん(@satomi.h_0901)提供

3歳のお子さんがズボンに水性ペンで落書きしてしまい、AIに”ごまかし方”を相談したお母さんの投稿がThreadsで話題になりました。投稿したのは、2児の母である satomi.hさん(@satomi.h_0901)。

汚れたのは、パステルイエローのズボン。すぐに泡タイプの洗剤で処理し、洗濯機で洗ったそうですが、それでもシミが残ってしまったといいます。

「家事をしていてキッチンにいたので、子どもの様子は音でしか分からず、ひと段落終えて様子を見た時には、水性ペンのキャップを取ってイタズラされていました」(satomi.hさん)

「あれこれ試すより、“ごまかす”方が時短になると思ったんです。図案を自分で考えるのも手間だったので、AIに聞いてみようと思いました」(satomi.hさん)

satomi.hさんがChatGPTを頼って“ごまかす方法”を尋ねてみたところ、いくつかのアイデアが返ってきたものの「正直、使える案はあまりなかった」と苦笑いします。

「何の役にも立たないじゃん、と思いました(笑)。欲しい結果を出すには、こちらがかなり具体的に指示しないといけないことも学びました。今のところ他のAIを試す時間もないので、使っているのはChatGPTだけなんです」(satomi.hさん)

最終的に、自らの手で考えて描いたのは「ショベルカー」のイラスト。縦長のシミを、ショベルカーのアームで隠すようにして描いたといいます。

「ズボンの元の色がパステルイエローだったので、重機の色味が合いそうだなと思ったんです」(satomi.hさん)

完成したズボンを見たご家族の反応はというと──。

「『みてみてー!』と言ったら、夫が『おー、かわいいじゃん』と。普段から無地のシャツの裏表がわからなくならないように絵を描いたりしているので、さほど珍しくはない様子でした」(satomi.hさん)

この投稿には「いやそうは、ならんやろ!!!ってツッコミしたくなるほど上手です!!!」「みたかAI!これが人間の力だ!!!」など称賛の声が相次ぎ、広く拡散されたことについては、「ちょっとびっくりしました」と振り返ります。

「いつもは子どものことや趣味、日常の愚痴など、平凡な主婦のアカウントなので(笑)。たまにこういうことがあるもんなんですね。たくさんの人にカジュアルに声をかけてもらえて嬉しかったです」(satomi.hさん)

特に印象に残ったのは、オーディション番組『No No Girls』でアーティスト・ちゃんみなが口にした「実力の暴力」という評価を引用したコメントだったといい、「恐れ多い!」と笑いながらも、「『No No Girls』をずっと見ていたので嬉しかったです」と喜びをにじませました。

今回の経験を踏まえて、今後も育児や家事で困ったときにAIを活用していきたいかsatomi.hさんに尋ねると、こんな答えが返ってきました。

「あれこれ比較して調べるのが面倒な時には活用しています。欲しい商品の性能や価格が具体的に決まっていて、予算別に松竹梅で比較したい時などです。自分の意思が決まっていることについて、事実の確認や情報を整理するために使っているので、新しく調べたいことはあまりないかも」(satomi.hさん)

そう語りつつ、次のように続けました。

「ただ、どう指示したらこちらの要件が正確に伝わるのか?は聞いてみたいかもしれないです。家事のライフハックなどは、真偽のわからないショート動画より正確な情報がもらえる気がするので、『水性ペンのシミにこの洗剤は使える?』と聞いた方が有用だったかもしれないな、と今更思います」(satomi.hさん)