大阪万博への遠足のお土産に… ※画像はイメージです(Tsuboya/stock.adobe.com)
大阪万博への遠足のお土産に… ※画像はイメージです(Tsuboya/stock.adobe.com)

万博遠足のお土産として息子が母に手渡したのは“ブラジル館のポンチョ”。しかも無料配布なのに『まあまあ高かった』と言い切ったユニークなエピソードがThreadsに投稿され反響を呼んでいます。投稿には「息子さんの感性大好き」「賢いお子様」などのコメントが寄せられています。

投稿したのは日頃から万博に関する発信を投稿している、万博のボビンさん(@k_18782)。もともと海外旅行が好きで、「子どもが大きくなったら海外に行きたいなぁ」と思っていた時に万博が始まったといいます。

「万博を訪れたところ、”もはや海外旅行と言ってもいいだろう”というくらい満足できたので、『暇さえあれば毎日でも行きたい』という衝動に駆られました。最近はパビリオンも全制覇したので、いまや万博へ行くことが目的ではなく、抽選に当たることが楽しくなってきています」

そんな通期パスを持つほどの万博ファンである投稿者さんを母に持つ息子さん。万博に遠足に行くことになり、投稿者さんは「息子はどんなお土産を選ぶのか?」と期待が膨らんでいたそう。

「ミャクミャクサブレとか文房具とかキーホルダーとか、修学旅行のお土産っぽいなにかを想像していました」

ところが帰宅した息子さんが手にしていたのは、まさかの「ブラジル館のポンチョ」。赤と緑のアクセントカラーに大きな水玉模様が印象的な柄ですが、息子さんは着用したまま電車と自転車で帰ってきたというから驚きです。

さらに投稿主は、このあとの息子さんの発言にも驚くことになります。

「息子が『これブラジルで買ったんだけど、まあまあ高かったわ~』と言うので、びっくりしました。このポンチョは、ブラジルのパビリオンで無料で配布されているものなんです。つまり、お小遣いをまるまる着服したということ。”グッズを買い漁るより賢いのかも…”と尊敬しました」(万博のボビンさん)

もともと息子さんには昼食代とお土産代として4000円のお小遣いを渡していたところ、「パビリオンの行列並びながらコンビニのおにぎりで済ますわ」と連絡があったため、昼食代の残りもお土産代として使うものだと考えていたそう。「無料配布のグッズをお土産にする」という大胆な判断力には、思わず感心したと言います。

「遠足の班行動で、みんなの意見を尊重しながらどこのパビリオンに行くかを話し合い、ブラジルに決めたようです。しかし3時間と滞在時間が短かったため、お土産などをゆっくりと見て回れなかったようでした」

このポンチョは時間や個数などランダムで配布されているため、もらえるかどうかは完全に「運」。そのため、万博ファンの母としては、かえって嬉しいお土産だったのだとか。「いまはポンチョは万博のお土産グッズとして部屋に飾ってあります。実は遠足の後、家族でも万博を訪れてブラジルのパビリオンに入り、家族分のポンチョをいただいたんです。息子は、タダで配っているものを『お土産に買った』と嘘をついたのがバレました」と後日談を教えてくれました。

今回の投稿には「ある意味正解。会場限定商品以外はミャクミャクグッズは市中でも買えるから」といったコメントも寄せられ、息子さんの行動を褒める”万博通”からの声も見られました。

「予想以上の反響でした。息子を賞賛するコメントが溢れていて、”万博マニアには刺さるネタだったんだなぁ”と思いました。次回万博に行くときは、家族全員でポンチョ着て行きますね」