幼い少女とその父親が並んで歩く姿と、13年後に同じ構図でそれを再現した姿を写した2枚の写真がThreadsに投稿され、話題となっています。投稿したのは、高1・中2・小3の三姉妹の父で、家族の日常をSNSで発信中のOTORNさん(@_otorn_)。写真に写っているのは、当時1歳の次女です。13年経っても変わらない父の若々しさと、成長して大人びた次女、そしてひっそりと後ろに写り込む三女の姿に「パパもカッコイイし、娘ちゃんも可愛い」「後ろでもう1人追加出演してるのもまた良き」「うちの子が大きくなったらやってみたいです!」などのコメントが寄せられました。
もともと13年前に撮影された父娘の写真は、近所のスーパーに行く道中をひっそりと奥さんが撮ったものだそう。
「当時は次女の顔立ちと性格が僕に似ていて、まるでクローンを見ているようでした。お互いの歩き姿もそっくりで、この写真は僕にとって大事なお気に入りの一枚です」
この思い出深い写真を13年ぶりに再現しようと思ったのは、次女の誕生日がきっかけだったといいます。誕生日プレゼントで欲しいものを尋ねたところ、返ってきたのは「何もいらない」という答え。そこで、「成人したら同じ構図で写真を再現したい」と伝えて、プレゼント代わりにこの写真を渡したのだそう。
しかし写真を渡してから数日後、家族でパン屋へ行った際にたまたまOTORNさんと次女がキャップを被っていたことに気付き、その場のノリで「再現してみようか」と急きょ再現ショットを撮影することになったと振り返ります。
「娘は『どっちの足が前だっけ?』と言っていました(笑)。撮影中も普段通り他愛のない会話をして、笑っていたと思います」
こうして完成した“再現ショット”と13年前の写真を見比べて、OTORNさんは改めて次女の成長を実感したのだとか。
「娘が大きくなったことに驚きつつ、距離が近すぎたので老眼の影響なのか娘の顔がよく見えなかったことにショックを受けました(笑)。かつては自分の“クローン”だと思っていた娘ですが、今では唯一無二の存在に育ちました」
現在は中学2年生となり思春期を迎えた次女に対して、良好な親子関係を保つために「余計な一言は言わないこと」を意識しているというOTORNさん。
「今の娘は、心と体のバランスがチグハグな時期。娘から話しかけてきたらしっかり聞く、それまでは耐えて待つ。それが僕の役割だと思っています」
また再現ショットには13年のあいだに生まれた9歳の三女も写り込んでおり、キックボードでOTORNさんと次女を追いかける元気な姿を見せています。
「娘たちに一番伝えたいのは、僕からの愛です。いつか僕がいなくなった時や、娘たちが何かに迷った時に、僕がいま発信している言葉や動画が寄り添ってあげられたらいいな、と思います。3人の娘たちが、こんな僕を父に選んでくれた-。その感謝を、これからも返していきたいです」