マッチングアプリを利用している人の多くが「嫌な経験」をしたことがあると聞きます。株式会社Presia(広島市中区)が運営する結婚相談所『Presia』による「マッチングアプリの利用実態」に関するアンケート調査によると、利用者の1割強が「恋人持ち」または「既婚者」であることがわかりました。
調査は、マッチングアプリの利用経験がある20~50代の男女158人を対象として、2025年10月にインターネットで実施されました。
調査の結果、全体の82.3%が「マッチングアプリで嫌な思いやトラブルを経験したことがある」と回答。具体的には、「写真のイメージと実際に会った印象が極端に違う」(31人)、「プロフィール(年収・職業など)に嘘があった」「良い感じだったのに突然ブロックされた」(いずれも25人)などが上位に挙げられました。
トラブルの背景としては、「遊び相手探し」(20人)や「ヤリモク・遊び目的の人に騙された」(10人)など、利用者の目的の多様性と素性の不確かさが挙げられるといいます。
さらに、マッチングアプリを利用していた当時、すでに「結婚していた」人が8.2%、「恋人がいた」人が5.1%と、合わせて1割強に特定の交際相手がいたことが明らかとなり、真剣な利用者にとっては相手が本当に独身で、かつ真剣な目的なのかを見極めるのが困難な環境であることが示唆されました。
次に、「マッチングアプリで実際に何人と会いましたか」と尋ねたところ、「1~3人」(70人)が最多となり、多くの利用者が実際に出会う経験をしていることがわかりした。
また、「交際に発展した経験」を聞いたところ、52.5%が「交際に発展した」と回答。しかし、最終的に「結婚できた」と回答した人は16.5%にとどまり、出会いの数は多くとも、結婚というゴールに到達する割合は決して高くないことが明らかになりました。
これらの経験を踏まえ、「マッチングアプリは婚活(結婚相手探し)に向いていると思いますか」と尋ねたところ、「向いている」は35.4%、「向いていない」は34.8%、「どちらとも言えない」が29.8%となり、合わせて64.6%の利用者が、アプリが婚活に適した手段であると確信を持てていない実態が浮き彫りになりました。
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【出典】
▽結婚相談所Presia

























