「うちのパパはお弁当作るとお小遣いからお金くれるんです」という言葉とともに、夫に作った豪華なお弁当の写真がThreadsに投稿され、話題になっています。投稿したのは、キャラ弁づくりなどを発信している、ひろたんさん(@hirotan_bentoart)。専業主婦だったひろたんさんがパートを始めたことを機に3年前から続いているという”お弁当代制度”に、「思いやり夫婦だなぁ」「最高のお弁当」など称賛のコメントが寄せられました。
3年前、ひろたんさんがパートへ出ることになり、「お弁当作ってくれるならお金払うよー」という夫の一言から始まったという、この“お弁当代制度”。
投稿では「今週の100円弁当」として紹介されていましたが、特別なルールはなく、中身に関わらずお弁当代はいつも“100円”なのだそう。
「時には買い置きしているカップラーメンを持って行ってもらう日もあって、それでも100円なんです。なんでも100円です(笑)」と明かします。
「100円は別にもらっても、もらわなくても良いんです。ただ、1年間貯めると何千円というまとまった金額になるので、回転寿司やファミレス、カラオケに家族で行くことができます。あとは子どもの部活費など細かい出費にも使えるので、便利なんですよ」
夫が自分のお小遣いから支払う理由については、「感謝の気持ちもありつつ、正直なところ、自分でお昼を買うと500円以上かかるので都合が良かったのだと思います」と笑います。それでも毎回「ありがとう」と伝えてくれるので、ほっこりした気持ちになるのだそう。
ひろたんさんのお弁当は、彩り豊かで野菜のバランスも抜群です。工夫を尋ねると「必ず緑と赤と黄色を入れるくらいですね。甘い卵焼きは家族全員が好きなので欠かせません」と話します。
キャラ弁を作ることも多いそうですが、「うちは味重視。キャラはそっと忍ばせる程度」とのこと。「実際に食べる夫が美味しいと思えるものを作っています」と語ります。
「夫は普段から無口なのでほとんど感想をもらうことはないのですが、たまにいつもと違うものを入れていると、『あれ美味しかった!』とか『あの似顔絵が似てて笑った』みたいに言ってくれます」
ひろたんさんの家庭では、お弁当代制度のほかにも「朝起きる時、最後に布団から起きた方が布団をたたむ」「仕事前は駅まで送る」など、日常の小さな約束ごとがあるのだとか。中でも印象的なのが、「子どもの前でパパを悪く言わない」という決まりです。
「義母から教わったことなんですが、母親が父親を『好きだ』と言っていると、自然と子どもも父親を信頼するようになるらしいんです。それを聞いてから、20年以上続けています。そのおかげなのか、夫も子煩悩なので、大学生になった娘が今でもたまに一緒に寝るほど、子どもたちは“パパっ子”。家庭内に男が一人で、みんながパパを大好きなので、パパはハーレム状態です(笑)」
投稿への反響については、「ほとんどのコメントがありがたく嬉しかったです」と話しつつ、「いいねが増えると心無いコメントも来ることがあります。それは見ていてしんどく、変わってて寂しい方なんだなと思ったりします」と率直に語りました。
印象に残っているコメントを聞いたところ、「『ひろたんさんの夫婦が理想です』みたいに言ってくださった方がいて、それは嬉しかった!」と笑顔を浮かべます。
「みなさんのいいねやコメントのおかげでニュースになって驚きました。たくさんの方にフォローしてもらえてありがたく思ってます。これからも笑顔で楽しくお弁当作っていきたいです」

























