あなたは今使っているスマートフォンに満足していますか。インターネット上で行われた調査で、iPhoneユーザーの9割以上が「今後もiPhoneを使い続けたい」と回答していることが明らかになりました。毎年注目を集める新型iPhoneですが、その情報へのチェック状況や買い替えに対する考え方は、ユーザーによって大きく異なるようです。
この調査は、スマートフォン情報メディア「スマートフォンPLUS」が、全国のiPhone使用者346名を対象として、2025年9月に実施しました。
■新型iPhoneの情報チェック状況は二極化
まず、新型iPhoneの情報をどの程度チェックしているかを尋ねたところ、「毎年必ず詳しくチェックする」が14.5%、「気になる年だけチェックする」が15.0%、「発表後に話題になった時だけ見る」が23.1%、「ほとんどチェックしない」が47.4%という結果になりました。具体的には、以下のような意見が寄せられました。
▽新型情報を「毎年必ず詳しくチェックする」理由
・新機能が気になるため(10代・女性)
・自分が使っているiPhoneをアップグレードするタイミングを見極めるためにチェックしている(30代・男性)
・どのように進化したのか気になるためです(30代・女性)
▽「気になる年だけチェックする」理由
・買い替える予定がないときはあまり興味がないから(30代・女性)
・自分が機種変更を考えている年だけ参考にする。それ以外の年は見たところで機種変更するわけではないので、自分から情報を取りに行ったりはしない(30代・女性)
▽「発表後に話題になった時だけ見る」理由
・毎回のように新機種にできるほど余裕がないから(20代・女性)
・どんなスペックなのか気になるため(30代・女性)
・最新のiPhoneを常に使い続けたほうがよいと考えてはいるが、年々価格が高騰しているため購入費の問題があり、機種変更の必要がある時だけ詳しく見るようにしているから (30代・女性)
・基本的には新作に興味がないので、買い替えたいタイミングがあれば一旦は調べてみます(30代・女性)
▽「ほとんどチェックしない」理由
・1個前のシリーズのiPhoneの方が安く買える(20代・女性)
・新型は高額なのでとても買えたものじゃないし、そこまでそういう系に詳しくないので、必要ない(30代・女性)
・壊れるまで使い続ける派だから(40代・女性)
・多機能になっても機能を使いきれない(40代・男性)
積極的にチェックする層は買い替えタイミングの見極めを重視している一方、チェックしない層は価格の高さや多機能を使いこなせないことを理由に挙げる意見がみられました。
■iPhone17への関心は慎重姿勢が目立つ
次に、iPhone17の情報を既に見たかという質問では、「見た」が35.3%、「見てない」が64.7%という結果になりました。
さらに、情報を見た人の中で「とても欲しい」と答えたのは20.5%にとどまり、最も多かったのは「少し気になったがまだ検討中」で41.0%となりました。
一方、「あまり魅力を感じなかった」(22.1%)「全く欲しいと思わなかった」(16.4%)と回答が得られました。関心度は大きく分かれる結果となりました。最新機能への期待はあるものの、価格や既存機種との違いを慎重に見極めようとする姿勢が読み取れます。
■9割超が「今後もiPhone使用を希望」その魅力とは
最後に、今後もiPhoneを使い続けたいかという質問では、「とても思う」が52.3%、「やや思う」が39.9%、「あまり思わない」が4.6%、「まったく思わない」が3.2%という結果になりました。
▽「とても思う」と回答した理由
・デザインとカメラの性能が気に入っているから(10代・女性)
・iPhone使ったからにはもうAndroidには戻れない(10代・女性)
・使用感があっているから(20代・女性)
・使いやすいので(20代・男性)
・iCloudなどでバックアップを取ることが楽である。機種変更後もクイックスタート機能でこれまでのデータやアプリをそのまますぐ使えるから。対応しているアプリが多いから。機種変更しても基本操作は変わらないから(30代・女性)
▽「やや思う」と回答した理由
・買い換える理由がないから(20代・男性)
・便利だし操作性が良いから(20代・男性)
・使い慣れているから。違うのに変えるのが面倒(30代・女性)
・使い慣れているし、セキュリティ面で強いと聞いたことがあるので、このご時世、セキュリティ強化を強めたいと言う考えから(30代・女性)
デザイン性や使いやすさ、データ移行の容易さなどが高く評価されており、一度iPhoneに慣れると他のスマートフォンに移行しにくいという「エコシステムの魅力」が、高い継続利用意向につながっていると考えられます。
◇ ◇
今回の調査から、iPhoneユーザーの9割以上が今後も使い続けたいと考えている一方で、新型情報への関心度や買い替えへの姿勢には個人差があることが明らかになりました。
使い慣れた操作性やデータ連携の利便性が支持される一方、価格の高騰や機能の進化が必ずしも買い替えの動機にはならない現状も浮き彫りになっています。ユーザーは必要に応じて慎重に機種を選ぶ傾向が強まっており、iPhoneは今後も生活に欠かせない存在として支持され続けることが予想されます。
【出典】
スマートフォンPLUSによる調査
























