エン株式会社(東京都新宿区)は、このほど「転職時の引きとめ・家族の反対」に関する調査を同社運営の求人サイト『ミドルの転職』にて実施しました。それによると、「在籍企業からの引きとめ」に応じて転職を踏みとどまった人は5人に1人にとどまった一方で、「家族からの反対」に応じて踏みとどまった人は4割を超えることがわかりました。では、家族が転職に反対した理由にはどのようなことがあるのでしょうか。
調査は、35歳以上の同サイトユーザー男女2247人を対象として、2025年9月~11月の期間にインターネットで実施されました。
転職を切り出した際、「在籍企業からの引きとめを受けた」と答えた人は全体の53%。そのうち、66%が「転職した」、14%が「一度は引きとめに応じたが、その後改めて転職した」、「転職をとりやめた」と回答した人は20%でした。
また、「在籍企業からどのように引きとめられましたか」という質問に対しては、”君が必要だ”などの言葉を含む「上位役職者による、感情を交えた説得」(53%)が最も多くなったほか、「後任が見つかるまでの期間延長の交渉」(22%)、「条件の提示(希望部署・職種への異動)」(20%)という意見も上位に挙げられました。
そこで、「円滑に退職交渉を進めるために重要だと思うこと」を聞いたところ、「退職意向は、まず直属の上司に伝える」(62%)が最多に。
最終的な判断に至った理由としては、「自身の退職で業績が下がると言われた。それだけの業績を出しているなら昇給させてくださいと申し出たが、それには応じられないとの返事があったため」(転職した/40代男性)、「同僚との人間関係は悪くなかったのと、同世代の中ではそこそこ給与をいただいていたほうだったので、もう少しやってみてもいいかと思ったため」(一度は引きとめに応じたが、その後改めて転職した/40代男性)、「上司から『今後は新しいプロジェクトを任せたい』と言われ、希望していた方向にチャレンジできる環境を整えてくれることになった」(転職をとりやめた/30代男性)などの声が寄せられました。
一方、「家族からの転職反対を受けた」と答えた人は23%で、そのうちの37%が「家族を説得して転職した」、19%が「一度はとどまったが、その後改めて転職した」、「転職をとりやめた」と回答した人が44%で最多となり、在籍企業からの引きとめよりも、家族の反対が転職の意思決定に大きな影響を与えていることがうかがえました。
さらに、「反対を受けた相手」を尋ねたところ、「夫・妻」(75%)が最も多くなり、「反対された理由」としては、「転職自体に良くない印象がある」(39%)、「年収が下がる」(38%)、「社格へのこだわり」(20%)といった回答が上位に並びました。
また、「家族に転職を応援してもらうために重要だと思うこと」では、「なぜ転職したいのか、理由を誠実に伝える」(64%)が最多となりました。
家族から引きとめを受けた人が最終的な判断に至った理由については、「給与が途切れないか、保険が途切れないかの不安を募らせていたので、転職や保険切り替えのタイミングなどを伝えて納得してもらった」(家族を説得して転職した/40代男性)、「子どもの面倒を見るのが難しくなりそうな上に、年収も上がらなかったため」(転職を取りやめた/50代女性)といった声が寄せられました。























