※画像はイメージです(Josiah.S/stock.adobe.com)
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2026年3月18日、航空自衛隊千歳基地で任務を終えた警備犬2頭の除隊式が行われ、同基地の公式X(@jasdf_chitose)がその様子を報告しました。除隊したのは、シェパードのアトム号とシシマル号(ともにオス・10歳)です。任務に多大な貢献をした2頭は、隊員達から感謝と敬意をもって見送られました。今後は一般家庭への引き渡され、新たな家族の下で第2の犬生を迎えます。

■同期入隊の2頭、災害派遣では人命捜索に従事

2頭は2017年に埼玉県の空自入間基地に入隊した同期。その後、千歳基地に配属され、基地の警備任務のほか、災害派遣における人命捜索などでも活躍しました。シシマル号は2018年9月の北海道胆振東部地震に、アトム号は2024年1月の石川県能登半島地震にそれぞれ出動。要救助者を発見するなど、過酷な現場で人命救助に尽力しました。

■現役引退後は一般家庭で第2の犬生へ

警備犬の現役期間は主に2~9歳の間とされており、2頭とも10歳を迎えた昨春に現場での任務を引退。その後は約1年間、ほかの警備犬と共に軽いトレーニングを行いながら基地で暮らしていました。このまま基地で暮らすこともできますが、老犬には細やかなケアと快適な環境が必要なことから、一般家庭へ引き渡されることが決まりました。制度上、警備犬は国有財産として扱われるため、無償譲渡ではなく『売払い』という形をとります。すでに事前のマッチング会で新たな家族は決定しており、所定の手続きを経て引き渡される予定です。退役犬を一般家庭へ譲渡するこの取り組みは、2025年から全国の空自基地で始まっており、千歳基地では今回が初めてとなります。

この投稿には、2頭の警備犬に「ありがとう」「お疲れさまでした」と感謝や敬意を表すコメントのほか、「これからはゆっくり過ごしてね」「新しい家族にたくさん遊んでもらってね」と穏やかな余生を送ってほしいと願う声が溢れています。

▽出典:
・航空自衛隊千歳基地 公式X/【退役した2頭に敬礼!】