新幹線の座席で、降りる支度を急ごうとしていた母親に、車掌がそっと1枚のメモを差し出しました。生後3カ月の娘を連れて移動していた際の出来事をThreadsに投稿したのは、2児の母・kosodate114さん(@kosodate114)。「到着後に準備されても大丈夫です」と書かれたそのメモに、投稿には1.1万件を超えるいいねが集まり、「ステキな心遣い」「これぞJapanese Hospitality」などの声が寄せられています。
投稿で紹介されたのは、実家へ向かう新幹線の車内でのエピソードです。生後3カ月の娘を抱っこし、折りたたんだベビーカーや大きな荷物をそばに置きながら、投稿主さんは降車に備えて数駅手前から準備を始めていたといいます。
「一番後ろの車両の一番後ろの席を利用していたのですが、大きい荷物をまとめ始めていたら、車掌室から車掌さんが出てきてメモを渡されました。最初は何か分からなかったのですが、見た瞬間『まだ準備しなくても大丈夫だ』と座り直しました。焦らなくてもいいんだと思えてホッとしました。優しさがとても嬉しかったです」
今回の移動は、生後3カ月の娘と2人での約3時間半の長時間移動でした。事前に授乳は済ませていたものの、途中でぐずらないかという不安もあり、降車前には折りたたんでいたベビーカーを広げて荷物を載せる必要もあったため、時間に追われるような気持ちになっていたそうです。
車掌から手渡された手書きのメモには、「◯◯駅3分停車します。到着後準備されても大丈夫です。何かお手伝いありましたらお知らせください」と記されていました。
「『◯◯駅で降りますよね?』と声をかけられて『はい』と答えると、そっとメモを渡してくださいました。娘が抱っこ紐でぐっすり寝ていたので、ほとんど会話をしなくても済むように、わざわざメモに書いて渡してくれたのだと思います」
降車に手間取って新幹線の発車を遅らせてしまわないか、ほかの乗客の邪魔にならないかと気が急いていたといいます。しかし、「到着後に準備しても大丈夫」と分かったことで、気持ちに余裕が生まれたと振り返ります。
これまで鉄道スタッフが利用者をサポートする場面を見たことはあったそうですが、今回は自分が助けられる側になり、そのありがたさを改めて実感したといいます。
「初めて自分が助けていただいて、とても嬉しく、この出来事を共有したいと思いSNSに投稿しました」
今回の出来事をきっかけに、子どもを持ってから受けた周囲の気づかいを改めて思い返したともいいます。
「エレベーターがない駅でベビーカーを持って階段を上らなくてはならず困っていた時に声をかけてもらったり、電車のベビーカースペースを空けていただいたりと、協力してくださる方が意外と多いことに驚きました」
投稿には「こんなん泣いちゃいます」「ステキな心遣い」「これぞJapanese Hospitality」など、多くの反響が寄せられました。
「自分ごとのように感動してくださる方や、ご自身の体験を教えてくださる方もいて、人との関わりの大切さを改めて感じました」
























