高知県香南市にある、オーダーインテリア木工品と雑貨の店「Iz home & shop Is」。代表の泉野直季さんが天然木で作るおしゃれなオーダーメイド家具は「(お客さんの)こだわりを見事な形にしてくれる」などと好評で、全国から注文が入る。ここでは泉野さんの愛猫「寅次郎」(オス、推定13歳)がお客さんを癒している。衰弱していたところを泉野さんに救われた寅次郎は、元気になるとパパ(泉野さん)にべったりに。頭と頭をくっつけてあいさつする「頭こつん」が大好きな子になった。今では欠かせぬパートナーとなっている。出会いや店での様子などについて、泉野さんに聞いた。
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泉野さん 寅次郎と出会ったのは、今から8年前。店の前の側溝で鳴いているのを、妻が見つけたのが最初です。あばら骨が見えるほど痩せて衰弱し、鼻が詰まっていて、目やにもすごくて。しばらくすると、店の裏に現れるようになり、警戒もしていたので、毎日餌をあげ続けて、少しずつ距離を縮めていきました。ご飯をあげると、すぐになついてくれました。
当時で推定5歳くらい。かぎしっぽだったので、「もしかしたら、この子は幸運をひっかけてきてくれるかな」って妻とは話していたんですよ。その後、病院へ連れていき、治療をしてもらって家族に迎え、店で飼うことにしました。
私は一級建築施工管理技士の資格を活かして、棚や椅子など、お客さんの要望に沿ったオーダーメイドの家具を製作しています。雑貨店の裏手に作業場があるのですが、寅次郎は普段はそこで寝たり遊んだりして、のんびり過ごしています。
自分を救ってくれた恩義からか、次第に私にべったりになりました。作業しているときはだいたいそばにいて、僕のあとをついてくることが多いです。猫同士って、よく頭突きであいさつするじゃないですか。あなたのことが好きだよ、安心しているよというメッセージだそうですね。それで僕も、寅次郎の額に僕の額をくっつけて「頭こつん」をするようにしたら、それが日課になり、毎日何度も頭をくっつけ合っています(笑)
作業場は仕事に集中する場でもあるのですが、ちょっと疲れたなというとき、お腹を出して寝ていたりしてそばにいてくれると、気持ちが和らいで、ストレスもパッとなくなりますね。製作に行き詰まったときでも、精神面ですごくプラスになっているので、いまは寅次郎なしに仕事はできません。
寅次郎は、この人は猫好きか、猫好きじゃないか、人を見分ける力があります。猫が好きではない人にはプイッとしてそっけなく、猫好きの人には自分からなでてもらいにいきます。ファンの方も多いです。「昔飼っていた猫に似ている」とか。寅次郎も、そういう人にはすごくフレンドリーです。
寅次郎と過ごすようになってから、目には見えないけれど貴重なものをたくさんもらっているような気がします。ほっこりするとか安心感とか、仕事がはかどるとか。猫を飼っておられる方はみんなそうだと思うんですが、ただそこにいてくれるだけでいいんですよね。寅次郎がいるおかげで、お客さんにもっと喜んでもらえる家具を作ろうと思えるんです。
【店名】オーダーインテリア木工品と雑貨の店「Iz home & shop Is」
【住所】高知県香南市野市町父養寺14-2
(まいどなニュース特約・西松 宏)
























