『クッキングパパ』に登場する、野菜やスープをゼラチンで透明に固めた料理「クリスタルボール」を再現したところ、巨大なゼラチンの塊がボウルから外れなくなった--。そんなトラブルがXに投稿されると、ユーザーから救出方法が続々と寄せられる“総力戦”に発展しました。
投稿したのは、漫画飯の再現動画を発信するズボラの漫画飯再現料理さん(@kuronekotitai22)です。今回作ったのは、漫画「クッキングパパ」に登場する「クリスタルボール」。もともと視聴者からのリクエストが多かった料理であり、見た目のインパクトと、実際に再現できるのかという好奇心が挑戦のきっかけでした。
「『荒岩パパの圧(?)』と『YouTuberとしての業』が複雑に絡み合った結果、気づけばキッチンで“食べられる水晶”と格闘するハメになりました」
クリスタルボールは、ボウルに沿って野菜を並べ、コンソメスープにゼラチンを溶かし込んだものを流し入れて冷やし固める料理です。固まったらボウルからひっくり返して取り出すと、野菜が閉じ込められた透明な球体が完成します。ゼラチンも含めてそのまま食べられるため、見た目のインパクトと食べられる手軽さが両立した一品です。
作中のレシピに従い、ゼラチンは2倍の量で調理。ところが完成後、最大の問題が発生します。巨大なゼラチンの塊が、ボウルからまったく外れなくなったのです。熱湯につけた布巾をかけても効果はなく、状況は一向に変わりませんでした。
「物理法則の限界が訪れており、半ばもうどうでもいいと自暴自棄になってましたね」
途方に暮れたまま飲んだビールの味は「人生の厳しさ」だったそうです。事態を打開するため、Xで「助けて、クリスタルボールが抜けない」と投稿。すると多くのユーザーからアドバイスが寄せられました。“ネット上の荒岩パパ軍団による総力戦”とも言える状況となり、中には「ボウルを叩き割れ」といった極端な案もあったといいます。
その中で最も多く寄せられたのが、「さらに大きなボウルで湯煎する」という方法でした。この助言を試したところ、ついに固まったゼラチンが外れ、問題は解決へと向かいます。
苦労の末に完成したクリスタルボールは、見た目のインパクトこそあったものの、家族の反応は冷ややかでした。妻は洗い物が増えたことに不機嫌、長男は興味を示して口にしたものの、表情は“とても微妙”。肝心の味も、期待していた軽快な食感とは裏腹に「……ヌルッ、……クチャッ」という食感だったそうで、「正直、生野菜にドレッシングをかけた方が簡単だしいいです」と笑います。
手順そのものは難しくないものの、「キレイに固まってくれ」と祈りながら見守る時間の精神的負担が大きかったといいます。それでも、長男の微妙な表情を見た瞬間、「数時間の苦労がようやく“家庭内エンターテインメント”として成仏しました」と振り返ります。
これまでにも「将太の寿司」の玉子寿司や「中華一番!」のエビチリ炒飯など、さまざまな漫画飯を再現してきたズボラの漫画飯再現料理さん。
「難しい料理に悪戦苦闘して、洗い物の山に絶望しながらでも、『バカだなぁ、でも旨いのかなー!?』と思ってもらえる動画を作り続けたいです」
























