山小屋以外、人工の物は見当たらない特別が場所/ごぼうさん(@fudousander)提供※画像はトリミングしています
山小屋以外、人工の物は見当たらない特別が場所/ごぼうさん(@fudousander)提供※画像はトリミングしています

街明かりは一切届かず、何日も歩かなければたどり着けない。北アルプスの奥地に広がる日本一標高の高い溶岩台地「雲ノ平」の写真がXに投稿されたところ、「外国みたいですね」「いつか訪ねてみたい」と、214万件を超えるインプレッションを記録しました。 

投稿主は百名山踏破を目標に毎月山へ出かける、ごぼうさん(@fudousander)。「ここは日本最後の秘境と呼ばれる山域です。まさに日本の秘境」として投稿されたのは、富山県富山市・飛騨山脈の中に広がる雲ノ平です。

投稿された写真には、緑の高山植生が広がる広大な台地と、その奥に岩肌をあらわにした山々が連なる雄大な景色が収められています。広い緑の中にぽつんと山小屋が建ち、登山道が草原を縫うように続く様子からは、山小屋以外に人工の物が見当たらない雲ノ平ならではの大自然が伝わってきます。

今回ごぼうさんは、この広大な黒部源流域を2泊3日(登山口への移動日を含めると3泊4日)で1周する計画で臨みました。折立という登山口からまず、「北アルプスの貴婦人」と称される日本百名山の一つ・薬師岳に登頂し、黒部川源流にある薬師沢小屋に宿泊。翌朝、雲ノ平にたどり着いたといいます。

登山口から薬師岳を経由して雲ノ平までは、休憩なしで行っても13時間、距離にして22km、累積標高差は2500m。富士山の5合目からの登山が累積標高差1300m程度であることと比べても、「かなりハードな工程でした」と振り返ります。

しかし、360度どこを見ても山小屋以外に人工の物がない環境は、やはり特別だったといいます。人工的な音は一切なく、聞こえるのは鳥の声と風の音だけ。

「ダイナミックな景観とあわせて、とても感動的でした」

一方、夜については「明かりはゼロですし、なんなら熊も出る山域なので怖いですね」とも。撮影では、水晶岳と薬師岳という日本百名山が背景に映るよう、雲ノ平全体が見渡せる構図を意識したといいます。

登山の魅力について、ごぼうさんは「隠れた絶景の中に自分の体ひとつで飛び込める感動は、言葉にできない達成感があります。すっかりハマってしまいました」と話します。 

「訪れたことがある方からの共感の声や、まだ訪れたことのない方からの驚きや感嘆の言葉、自分が目にしてきた景色で多くのうれしい反響をもらえて、素直にうれしいです。これからも自分自身が楽しむため、そして、少しでもそんな日本の素敵な絶景をいろいろな人に伝えられるとうれしいなと思いました」