夏になるとお祭りの夜店などで見かける機会の増える金魚。今、SNS上ではそんな金魚をめぐる救出劇が大きな注目を集めている。「駅のトイレに捨ててあった… 生きてるのでとりあえず持ち帰り」とその模様を紹介したのはじゃがいもいんこさん(@Oimo_is_inco)。
金魚すくいですくったが持て余したのだろうか、ビニール袋に入れられたまま駅のトイレの床に打ち捨てられた一匹の金魚。運よく人間に発見されお持ち帰りしてもらえたようだが、はたしてこの金魚はどうなったのだろうか。
じゃがいもいんこさんに話を聞いた。
ーー金魚をどのように見つけられましたか?
じゃがいもいんこ:発見したのは駅のトイレで、時間は7月25日の21時30分頃でした。
トイレを利用しようとした際、個室から出てきた方が「金魚が捨ててある」と小さな声で話しているのが聞こえました。最初は聞き間違いかと思いましたが、気になって個室を確認すると、床に水の入った袋ごと金魚が置かれていました。
当日は近隣でお祭りが行われていました。電車内でも金魚の入った袋を持っている方を何人も見かけていたため、金魚すくいの金魚ではないかと考えました。
ーーそれでご自宅に持ち帰られたんですね。
じゃがいもいんこ:たまに金魚が捨てられていたり、袋のまま放置されている話は聞いていましたが、まさか自身がそれに遭遇するとは思っておらず、とても驚きました。そのまま放置されれば命に関わると思い、迷わず保護して自宅へ連れ帰ることにしました。
また、置き忘れや落とし物という可能性も考えたため駅へ連絡しましたが、現時点では持ち主からの問い合わせなどはありません。
ーーその後の金魚の様子は?
じゃがいもいんこ:保護した直後は酸欠状態だったのか、かなり弱っていました。本来であれば水温合わせをしてから水槽へ移すべきですが、状態を見て緊急性が高いと判断し、できるだけ近い水温の水へ移しました。
その後は0.5%の塩水浴を行い、うろこが剥がれている箇所もあったため「エルバージュエース」で治療を開始しました。途中で白点病も発症しましたが、治療の結果回復し、新しい水槽も用意しました。現在は元気に泳いでおり「キョン」という名前をつけてもらいました。今後も責任を持って飼育していく予定です。
ーーご投稿に対し大きな反響がありました。
じゃがいもいんこ:投稿した時は、普段の出来事を記録するような感覚で投稿しただけだったので、ここまで多くの方に見ていただけるとは思っておらず、とても驚きました。たくさんのコメントをいただきましたが、一つを選べないくらい温かい言葉が多く、本当に励みになりました。
これから金魚すくいの機会も増える時期だと思います。金魚を迎える際は、最後まで飼育できる環境を整えたうえで連れ帰り、もし飼育が難しい場合は無理に持ち帰ったり野外に逃がしたりせず、お店へ返すという選択肢もあることを知っていただけたらと思います。
◇ ◇
SNSユーザーたちから
「許せん… 保護して下さりありがとうございます」
「たぶん、子どもが1人でトイレに入って置いたらそのまま忘れて出てしまったのではないでしょうか?電車に乗ってから無い事に気がついてもうどうにもできなくなったとか。今頃きっと泣いてるかもしれません… と思いたい」
「神!! あなたにたくさん幸せなことが起こりますようにヽ(;▽;)ノ」
など数々のコメントが寄せられた今回の投稿。小さな体の金魚だが、尊い命であることは変わりない。今回のじゃがいもいんこさんの行動に大きな称賛をおくりたい。
なおじゃがいもいんこさんは2年前に川に捨てられたニホンイシガメを救出したことがあり、その際の投稿も大きくバズっている。ご興味のある方は、ぜひそちらの投稿もご覧いただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)
























