姫路市南西部を走る神姫バス。利便性を高める再編が検討されている=姫路市勝原区熊見、はりま勝原駅前
姫路市南西部を走る神姫バス。利便性を高める再編が検討されている=姫路市勝原区熊見、はりま勝原駅前

 姫路市が南西部(主に広畑区-網干区)のバス路線の再編を検討している。市議会への報告資料を読むと、「利用が低調」「昨今の物価高」などの文言が並んでいた。てっきり運行事業者の神姫バスが赤字路線から撤退するのかと思いきや、そうではなかった。「戦略的に使い勝手を考えていく」と市の担当者。この地域は市の人口の20%が集中しており、きめ細やかな路線に見直すことで利用拡大を目指すのだそうだ。(有島弘記)

 市地域公共交通課によると、市南西部は夢前川以西を指し、エリア内人口は約10万3千人(今年3月末時点)を数える。路線バスは、主に姫路駅を起点にした6路線12系統が走っているが、2025年度の乗降客数は延べ約7万人。市全体の利用実績のわずか0・5%しかない。便ごとの乗客密度は平均0・9人~11・8人にとどまる。