「7月中に宿題を終わらせたい」と考える小学生は約4割 ※画像はイメージです(buritora/stock.adobe.com)
「7月中に宿題を終わらせたい」と考える小学生は約4割 ※画像はイメージです(buritora/stock.adobe.com)

夏休みの大きなテーマである宿題。「今年こそは早めに終わらせたい」と意気込む子どもたちが多い一方で、現実は計画通りにいかないことも多いのではないでしょうか。

株式会社ベネッセコーポレーション(岡山県岡山市)が提供する通信教育講座『進研ゼミ 小学講座』が実施した「夏休みの宿題や過ごし方」に関する調査によると、「7月中に宿題を終わらせたい」と考える小学生は約4割に上った一方、実際の完了時期とのギャップや、今なお9割超の家庭で保護者のサポートが必要とされる「自由研究」の負担感など、夏休みの宿題をめぐる親子のリアルな実態が見えてきました。

調査は、同講座会員の小学3~6年生1万699人、および『進研ゼミ 保護者サポートアプリ』に登録している保護者918人を対象として、2026年7月にインターネットで実施されました。

まず、「今年の夏休みの宿題の目標完了時期」について聞いたところ、「7月中まで」と答えた子どもが38.9%となり、前年(31.6%)から7.3pt増加しました。

また、「目標はない」と答えた子どもは27.0%(前年35.2%)へ減少し、早めに終わらせようと意識する子どもが増えている傾向がみられます。

しかし、前年の宿題を「実際に7月中に終わらせることができた」と回答した子どもは28.1%にとどまり、今年の目標値との間には10.8ptの開きがあることがわかりました。

続けて、「夏休みの宿題で最も大変だと感じている課題」について聞いたところ、子どもと保護者いずれも「自由研究・工作」(子ども27.4%、保護者40.1%)と「読書感想文」(同25.9%、29.4%)が上位となり、テーマ決めから実験・制作、まとめまで多くの工程を要する自由研究は、親子にとって大きな難関となっています。

また、自由研究が宿題に出た場合、保護者の91.6%が「全部または一部を手伝う・アドバイスする」と回答しており、依然として9割以上の家庭でサポートが必要とされている現状がうかがえます。

次に、「昨年の宿題」について聞いたところ、「任意制(選択制含む)の課題があった」(任意制があった43.0%、任意+選択制があった11.7%)と答えた家庭は過半数を占めました。

任意提出の対象となった宿題では「自由研究・工作」(58.1%)や「読書感想文」(49.8%)が多く挙げられています。

なお、「宿題を任意制にすること」について保護者に意見を求めたところ、「賛成」が51.1%と半数を超え、「反対」(15.0%)を大きく上回る結果となりました。

最後に、保護者に対して「夏休み中に大変だと感じること」を聞いたところ、「自宅での食事の準備」(59.3%)や「動画・ゲームの使い方・ルール対策」(53.9%)、「夏休みの宿題を見ること」(50.2%)など、学習面だけでなく、毎食の準備や生活習慣・メディア利用の管理など、日常全体のケアが保護者の大きな負担となっている実態が示されました。

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調査結果を受けて同講座は、「大切なのは目標日を決めるだけでなく、課題を小さな単位に分けて日々の行動に落とし込むこと」と指摘。

特に難関となる自由研究や読書感想文については、「答えを与えるのではなく、『何に興味がある?』『次は何をすればいいと思う?』といった問いかけを通じて、子ども自身が考えて進められるようサポートすることが効果的」としています。