連日の猛暑や熱帯夜が続く夏。「夏バテだから仕方ない」と放置されがちな夏の不調ですが、実は猛暑そのものだけでなく、冷房による寒暖差や睡眠不足、ストレスなどから生じる「自律神経の乱れ」が大きく関係している可能性があるといいます。ときわ台ときわ通りクリニック(東京都板橋区)が実施した「夏バテ」に関する意識調査から、現代人の夏の不調の実態と対策に迫ります。
調査は、全国の30~50代の男女550人を対象として、2026年7月にインターネットで実施されました。
調査によると、全体の54.4%が「夏バテによる体調不良を感じたことがある」と回答しました。
具体的には、「慢性的な疲労感・だるさ」(47.2%)、「睡眠不足・寝つきの悪さ」(33.6%)。「冷房による身体の冷え」(22.7%)が上位に挙がり、仕事や家事、育児で忙しく十分な休息を確保しにくい世代にとって、夏場の体調管理は大きな課題となっていることが分かりました。
「不調の原因」として最も多く挙げられたのは「猛暑」(56.8%)ですが、それ以外にも「睡眠不足」(28.9%)、「ストレス」(26.1%)、「冷房による冷え」(24.1%)、「屋内外の寒暖差」(24.0%)など、複数の要因が絡み合っていることが判明しました。
なかでも注意したいのが「自律神経への負担」です。
屋外の厳しい暑さと冷えた室内の激しい寒暖差を繰り返すことや、冷たい食べ物・飲み物の摂り過ぎ、シャワーだけで済ませる入浴習慣などは、体を冷やし自律神経のバランスを崩すきっかけになるといいます。
そこで、夏の不調を感じた際、「最初にとる行動」を聞いたところ、「十分な睡眠・休養を取る」(32.8%)や「水分・塩分補給を意識する」(25.2%)といったセルフケアに回答が集まりました。
一方で、「医療機関を受診する」と答えた人はわずか2.0%にとどまり、多くが「毎年のことだから」「夏だから仕方ない」と自己判断でやり過ごしている実態が浮き彫りになりました。
また、「夏場の生活習慣」としては、「冷たい飲み物・食べ物をよく摂る」(45.6%)や「シャワーだけで済ませることが多い」(32.7%)が上位となりました。
これらは暑さをしのぐためには欠かせない一方で、体を冷やしすぎたり、生活リズムの乱れにつながったりする要因にもなります。特に冷房の効いた室内と屋外を行き来する生活は、自律神経に負担をかける一因とされており、日々の積み重ねが夏の体調不良につながっている可能性があります。
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調査を実施した同クリニックは、「疲労感やだるさ、睡眠の質の低下、食欲不振などの症状は、暑さだけでなく、冷房による寒暖差や睡眠不足、ストレスなどによって自律神経のバランスが乱れているサインである可能性もあります。症状が長引く場合や日常生活に支障を感じる場合には、自己判断で済ませず、原因を確認することが大切です」と述べています。
























