「うそ…だろ…いつからだよ」
そんなつぶやきとともに投稿された動画が、Xで大きな注目を集めています。
寝室に響く、かすかな「ペチャペチャ」という音。目を覚ました投稿者が音のする方を見ると、ベッドのすぐそばのテーブルに置いたコップから、誰かが水を飲んでいました。熱中症対策として6月ごろから用意し始めた、自分用の水です。
「私以外に飲むヤツがいる事を今日知った」
この一文とともに投稿された動画には、驚きと共感の声が相次いでいます。投稿したのは、2匹の保護猫と暮らす「保護猫のじん君」さん(hogoeko_Jin)。水を飲んでいた“犯人”について話を聞きました。
■「お腹が痛い気がする…」“犯人”はコップに前足を突っ込んで
水を飲んでいたのは、一緒に暮らす愛猫の「れお」くんでした。
れおくんの“犯行”に気づいたのは、真夜中だったのか、それとも明け方だったのか。はっきりしないほど、突然の出来事でした。暗闇に目をこらすと、コップに前足を突っ込み、慣れた様子で水をなめるれおくんの姿がありました。
「突然のことで、おかしいやらショックやらで、とにかく動画を撮りました。フォロワーのみなさんが言う通り、飲み慣れているのは一目瞭然なので、いつから飲んでいたのか知りたいです」
れおくんが、いつから飲んでいたのかは分からないといいます。知らないうちに、愛猫と「飲み水シェア」を続けていたのかもしれません。ハッシュタグに添えられた「#お腹が痛い気がする」という言葉が、その心境を物語っています。
この投稿には、愛猫家たちから、たくさんのコメントが寄せられました。「手-突っ込まれてると流石にそれはちょっと」「うちの猫もコソコソ飲んでますよ」など、同じような経験を持つ飼い主から、共感の声が集まっています。
「猫を飼っているみなさんにとっては、ある意味で『いつものこと』のようで、あまり驚かれていない様子でした」と、「保護猫のじん君」さんは振り返りました。
■飼い主の前では絶対に飲まないずる賢さ
保護猫との暮らしが始まったのは、コロナ禍のこと。猫を飼うのは初めてだったそうです。癒やしを求め、保護された猫の里親を探す活動をしていた友人を通じて、猫風邪がひどかった「じん」くんを迎えました。引き取る前には、薬の飲ませ方を勉強したといいます。その後、人懐っこさから多くの応募があったれおくんも「知らない人に託したくない」という友人の思いを受けて、急きょ迎えることになりました。
おっとりした性格の「じん」くんと、とにかくやんちゃな「れお」くん。2匹をまとめて「おれんじ兄弟」と呼んでいるとのこと。「じん」と「れお」をつなげた「じんれお」を後ろから読むと「おれんじ」になるためです。血はつながっていなくても、いつか本当の兄弟になれるように、という願いが込められています。
こうして始まった、いとおしい猫たちとの暮らし。しかし、やんちゃ盛りのれおくんは、じんくんがやらなかったいたずらを次々と繰り出します。寝室での「水泥棒」も、犯人はれおくんでした。
「2匹の飲み水は、机の上と洗面台に、いつでも飲めるように用意してあります。私の前では(飼い主の)コップの水は絶対に飲みません。自分たちの水をちゃんと飲んでいたので、すっかり油断していました」
見ている前ではお行儀よく自分の水を飲み、飼い主が眠りにつくとコップへ忍び寄る。なんともずる賢いいたずらです。
その後、就寝時に自分の水を置くのは控えているという「保護猫のじん君」さん。投稿には「ふた付きにしないニンゲンが悪い」というコメントも寄せられましたが、根本的な対策は「来年の課題ですね」と話します。知恵比べは、これからも続いていきそうです。
(まいどなニュース特約・山岡 もと子)























