天平時代に貴族の間で楽しまれた古代の乳製品「蘇」。
当時は希少だった牛や羊の乳を10分の1まで煮つめて作るため非常に高価だったが、現代の奈良ではそんな蘇がなんと朝食バイキングで提供されているそうだ。
「奈良、朝食バイキンクに蘇がある。 天平貴族の贅沢品が、令和の庶民はドリンクバー付きおかわり自由です。」
と、その模様を紹介したのは漫画家の鎧田さん(@0Fami)。
SNSユーザーたちから、
「朝から蘇なんて食っていいのかよ… 平安貴族がそんなん聴いたら失禁するどころか時の帝ですら泡吹いてぶっ倒れそうですわよ… かぐや姫だってそんなこと許されたら嫁ぎにいきかねないですわ」
「蘇!平民なのに蘇が食べられる令和の幸せ」
「古の帝も召し上がりしという蘇のごとき贅沢の品、いと尊く、心ゆくまで堪能できる宿を知りたく存じます。」
など、数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。鎧田さんに話を聞いた。
--バイキングで蘇を発見された際のご感想は?
鎧田:奈良への旅行中、奈良パークホテルに宿泊しました。前日の夕食では、同ホテルの「天平の宴」で天平時代の食事を体験し、蘇をいただきました。さらに翌朝の朝食バイキングにも蘇が並んでおり、思いがけず何度も味わうことができてうれしかったです。
蘇は古代日本の乳製品として以前から興味がありましたが、まさか朝食バイキングで食べ放題になっているとは思いませんでした。
--召し上がったご感想は?
鎧田:実際に食べてみると、牛乳の風味が凝縮された濃厚な味わいで、チーズのようでもあり、素朴ながらも印象に残るおいしさでした。かつての貴族が口にしていたとされる食べ物を、令和の庶民が朝食バイキングで好きなだけ食べられるという状況が面白く、思わず投稿しました。
--投稿に対し、大きな反響がありました。
鎧田:これほど多くの方に反応していただけるとは思わず、大変驚いています。
蘇という食べ物への関心はもちろん、古代の貴族文化と現代の朝食バイキングというギャップを楽しんでくださった方も多かったように感じます。歴史を身近に感じられる、大変おもしろい体験でした。
◇ ◇
読者のみなさんは、蘇を召し上がったことがあるだろうか?
なお鎧田さんは現在、ライコミで漫画『#神奈川に住んでるエルフ』を連載中。神奈川県を舞台に、エルフたちの日常を描いた不思議ながらも愉快な現代ファンタジーコメディなので、興味のある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)























