記事特集
阪神高速神戸線の深江・摩耶間が十日正午、復旧するのに伴い、兵庫県警は同日午前零時から、国道43号鳴尾・岩屋間約十五キロと、名神高速道路尼崎・西宮インターチェンジ間約七・二キロの通行規制を解除した。これで阪神大震災以来、続いていた幹線道路の交通規制はすべて解除されたことになる。
震災に伴う交通規制は、地震直後の緊急車両を通す目的から、生活・復興物資のルート確保へと性格を変えながら継続されてきたが、震災一年を迎えた今年に入って徐々に緩和され、二月には国道2号の規制が解除された。
国道43号の解除について県警は当初、阪神高速の全面復旧後としてきたが、経済、観光の早期復興の観点から、全面解除に踏み切った。43号の規制解除で、九月末の阪神高速全線復旧までの間、西宮・深江間の混雑が予想されるため、県警は「帰省や行楽には電車など公共交通機関の利用を」と呼びかけている。
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