参列者らにふるまう薄茶をたてる多田翔一郎さん(中央)と見守る伊原宗静さん(左)=明石市大久保町西島
参列者らにふるまう薄茶をたてる多田翔一郎さん(中央)と見守る伊原宗静さん(左)=明石市大久保町西島

 茶道の精神や作法を取り入れた婚礼「茶婚式」が、裏千家の茶室「壺中庵」(明石市大久保町西島)で初めて行われた。自宅でもある同茶室で長年指導を続けてきた伊原宗静さん(92)が、この挙式スタイルを知ったのは50年ほど前。「いつか誰かの式を挙げられたら」と思い続けてきたところ、弟子の一人が希望して実現した。(赤松沙和)