JR姫路駅と国宝姫路城を結ぶ大手前通りで、沿道の並木を発光ダイオード(LED)で彩る催し「Himeji大手前通りイルミネーション」が開かれている。計25万個のLED電球で大手前公園などの木々も照らされ、冬の夜を色鮮やかに演出している。来年2月22日まで。
まちのにぎわい創出や滞在型観光の推進などを目的に姫路市が企画し、3回目。世界的な照明デザイナー石井幹子さんが、明けるのが惜しいほど美しい夜を意味する「あたら夜(よ)」をテーマに演出した。恒例の姫路城天守群のライトアップとも連動している。
今年は家老屋敷跡公園(同市本町)に、450個の提灯(ちょうちん)を並べたオブジェを初めて設置。人の動きに反応し、色が変化する。地面には花や紅葉などのイメージ画像が投影され、幻想的な空間をつくりあげる。
開幕した11月22日と同23日には、姫路城前交差点-大手前交差点間の約200メートルで、関連イベントとして歩行者天国が実施され、多くの人でにぎわった。今月20、21日にも、11月と同じ区間で予定している(正午~午後10時)。市では「道の真ん中で姫路城とイルミネーションを同じ視野で楽しめる非日常感を味わってほしい」と来場を呼びかけている。
点灯は午後5~10時(週末・祝日は午前0時まで)。(辰巳直之)
























