洲本市がふるさと納税の返礼品基準に違反し昨年5月に制度参加を取り消された問題を受け、市が5回にわたり開いた市民向け説明会が終わった。上崎勝規市長が市民に直接語った初の機会で、市民ら延べ543人が参加し、35人が発言。ほぼ全ての質問に自ら答えた上崎市長は「自分の言葉で、知っている範囲で、包み隠さず話した」と振り返り、今後について「組織を立て直すことで責任を果たす」と強調した。(荻野俊太郎)

 問題を巡っては、専門家による第三者調査委員会が9月7日に最終報告書を公表。市長らの法令順守意識の低さや、元担当課長への権限集中などを指摘した。