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 淡路島の教員に防災教育について聞いたアンケートの詳報は、今回が最後。震災の記憶を教室で伝えることをどう考え、感じているのか。自由記述で寄せてもらった教員たちの思いを紹介する。(中村有沙)

 震災後生まれの教員は悩みながらも、児童生徒とともに歩む道を模索する。

 淡路市・一宮小の教員は「震災を経験していないから、リアルに伝えることが難しく、毎年悩む。経験者が話すのと伝わり方が違うだろうと思うと、子どもたちに申し訳ない」と本音を吐露。一方で「調べたことだけでは、伝わりづらく響かない。子どもたちと一緒に考えていける授業ができたら」と考える。