ロシアのプーチン大統領=27日、モスクワ(AP=共同)
 ロシアのプーチン大統領=27日、モスクワ(AP=共同)

 【キーウ共同】米ブルームバーグ通信は2月28日、米国の仲介によるウクライナ和平交渉が停滞する中、ロシアが交渉から離脱することも視野に入れていると報じた。最大の対立点である領土問題について、近く予定される3カ国高官協議でウクライナ側が譲歩姿勢を示さない場合、交渉を打ち切る可能性があるという。複数の関係筋の話としている。

 和平交渉では、戦闘が続くウクライナ東部ドンバス地域(ドネツク、ルハンスク両州)の扱いが焦点。ウクライナは現在の前線で戦闘を停止し、領土交渉に入るべきだと主張。ロシアは同地域全域からのウクライナ軍撤退と領土割譲を求めており、双方の立場には大きな隔たりがある。

 トランプ米政権はウクライナに対して早期妥結への圧力を強めているが、ウクライナのゼレンスキー大統領は領土問題で妥協しないとの姿勢を繰り返し表明。譲歩すべきなのはロシア側だとの認識を示している。

 3カ国協議は今年1月以降、3度実施された。領土問題では双方が姿勢を堅持し、膠着感が強まっている。