市有地に仮置きされた門崎砲台の射撃口周辺部分。砕石をかけて保存している=南あわじ市福良丙
市有地に仮置きされた門崎砲台の射撃口周辺部分。砕石をかけて保存している=南あわじ市福良丙

 リニューアル中の「道の駅うずしお」(南あわじ市福良丙)で2年前に現存が確認された「門崎砲台」の射撃口周辺部分について、南あわじ市は当初目指していた復元を当面見送ることに決めた。復元に向け2023年度、8千万円かけて射撃口部分を切り出し、保存したが、費用、技術面から現時点では難しいと判断した。一方で、市文化財保護審議会の提案を受け、講演や冊子で砲台跡を周知する。(劉 楓音)