「午」の字の形に並んだサルの群れ=淡路島モンキーセンター
「午」の字の形に並んだサルの群れ=淡路島モンキーセンター

 来年のえとは「午(うま)」。兵庫県の淡路島内では新しい年に向け、ユニークな形で描かれたえと文字がお目見えした。

 同県洲本市畑田組の「淡路島モンキーセンター」では、サルたちが並んできれいな「午」の字を描き出した。

 同センターは、餌付けした野生のニホンザルを見学できる施設。「サル文字」は約40年前、センター長の延原利和さん(71)がライン上に餌を置くと、サルが整列して食べたことから思い付いた。この25年ほどは、えとの文字をつくるのが年末の恒例になっている。

 今年は20回以上の練習を重ねた上で、本番に挑戦。「午」の字の形に掘られた溝に餌の麦がまかれると、サルは一斉に群がって食べ始め、3分ばかりで見事に文字が出来上がった。

 延原さんは「出来が良く、練習の成果があった。淡路ザルのファンが増えてくれればうれしい」と話した。

 水、木曜日休み(31日開園、1月1日休園)。大人千円、子ども400円。同センターTEL0799・29・0112

(古田真央子)