地域の高齢化が進む中、課題となっているのが移動手段だ。車の運転に不安を感じても、公共交通機関は路線や本数が限られ、NPO法人などによる送迎サービスの導入が進んでいる。買い物や通院など生活の足を将来的にどう確保していくか-。南あわじ市では現状から解決策を探ろうと、意見交換会が開かれた。(劉 楓音)
急坂が多い南あわじ市の灘地区。人口は約480人で、高齢化率は約53%に上る。コミュニティーバスは海沿いの県道を運行しているが、民家は山あいに点在。高齢者には坂道を行き来する負担が大きい。そこでサポート役となっているのが、地元のNPO法人「灘水仙の里」だ。
バスやタクシーの運行が難しい地域では、自家用車を使用して移動を支援する「交通空白地有償運送」の制度がある。同法人は2019年に国の許可を得て、サービスを提供している。
























