兵庫県警東灘署=神戸市東灘区御影中町2
兵庫県警東灘署=神戸市東灘区御影中町2

 今年9月、側溝に置いたカメラで高校生のスカート内を盗撮した疑いで逮捕されていた神戸市東灘区の無職の男(36)=性的姿態撮影処罰法違反罪(撮影)などで起訴=について、兵庫県警生活安全特別捜査隊と東灘署は5日までに、同法違反(撮影)と県迷惑防止条例違反(常習)の疑いで追送検した。県警は起訴済みの計4件の被害を裏付け、捜査を終結したとしている。同署によると、男は「溝から女性のスカート内を見ることで興奮する」などと容疑を認めているという。

 追送検容疑は9月8日午後3時前から約50分にわたり、同市東灘区の地下道で、側溝に設置したスマートフォンで女性12人のスカート内を撮影した疑い。また同日から14日までに、同区内の側溝で、通行人の女性のスカートの中をのぞき見るなどした疑いも持たれている。

 同署によると、男は側溝を覆う鉄製のふた「グレーチング」の隙間からスマホで撮影したほか、縦約30センチ横約50センチの側溝にあおむけになって、のぞいたという。13日は計4時間半にわたり側溝内に潜んでいた。男の供述や防犯カメラの映像などから特定した。

 男は以前、同様の行為で逮捕された際に「生まれ変わったら道になりたい」などと供述していた。今回も「(道になりたいという)気持ちは今もある」などと話しているという。