20日午前8時ごろ、兵庫県姫路市岩端町のマンション敷地内で「若い男性が刺されたと言っている」と近くの工事現場の関係者から119番があった。男性は背中に刺し傷があり、約1時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。兵庫県警捜査1課と姫路署は殺人事件と断定し、同署に捜査本部を設置。現場から逃げた人物の行方を追っている。
捜査本部によると、男性はマンション4階に住む会社員(33)。背中の傷は1カ所で、司法解剖で死因などを調べる。
午前8時過ぎ、マンション1階の玄関付近にいた工事関係者が、地下駐車場からスロープをふらつきながら歩いて上がってくる男性に気付き、声をかけた。男性は「刺された」と話して倒れ、しばらくして意識を失ったという。
地下駐車場には男性が普段乗る軽乗用車があり、ドアが開いたままだった。血痕がシートに付着し、地上まで点々と続いていた。捜査本部は男性が乗車しようとしたところを襲われたとみている。
駐車場は誰でも出入りできる構造だという。男性の財布や携帯電話はなくなっていなかった。凶器は見つかっていない。
現場はJR姫路駅から北西約2キロの住宅街。近くの小中学校の児童生徒は同日、警察官や教職員らに見守られ、集団下校や保護者の送迎で帰路に就いた。
仕事を早退し、小学4年の長女と2年の長男の下校に付き添った会社員の女性(42)は「自宅近くで起きた事件なので怖い。戸締まりをしっかりして、子どもは絶対に一人で出歩かせないようにする」と硬い表情で話した。











