ジャズ大名に出演する千葉雄大(神戸文化ホール提供)
ジャズ大名に出演する千葉雄大(神戸文化ホール提供)

 神戸ゆかりの作家筒井康隆の小説「ジャズ大名」が舞台化され、1月7~8日、神戸市中央区の神戸文化ホールで上演される。幕末の混乱期に、ジャズに夢中になるお殿さまを描いたコメディー作品。若手俳優の千葉雄大と吉本新喜劇出身の藤井隆が、人種や文化の壁を超えて熱く交流していくさまを演じる。(津田和納)

 今年開館50周年を迎えた同ホールが主催する記念事業の一つ。今年は神戸でプロのジャズバンドが演奏をして100年の節目でもあり、「港町讃歌」をテーマに舞台化した。原作小説は1981年に「小説新潮」に発表され、86年には岡本喜八監督、古谷一行主演で映画化された。