29年前と比べ「年齢を重ねて死を身近に感じるようになった」と語る佐渡裕芸術監督=兵庫県立芸術文化センター(撮影・中西幸大)
29年前と比べ「年齢を重ねて死を身近に感じるようになった」と語る佐渡裕芸術監督=兵庫県立芸術文化センター(撮影・中西幸大)

 兵庫芸術文化センター管弦楽団は12~14日、西宮市の兵庫県立芸術文化センター(芸文センター)で新年最初の定期演奏会を開く。曲目は近年、マーラーに取り組む指揮・芸術監督の佐渡裕にとっても特に思い入れのある「交響曲第9番」。阪神・淡路大震災が発生した1995年1月17日、佐渡は京都でこの作品を振っていた。(藤森恵一郎)

■震災の記憶を胸に指揮