誰もが小中学校で吹くが、大人になるにつれ疎遠になるリコーダー。「知られざる魅力を伝えたい」という井上玲=神戸新聞社
誰もが小中学校で吹くが、大人になるにつれ疎遠になるリコーダー。「知られざる魅力を伝えたい」という井上玲=神戸新聞社

 「子どもの楽器というイメージを覆したい」と、リコーダー奏者井上玲(26)が5月14日、大阪市北区のザ・フェニックスホールでリサイタルを開く。全国屈指の進学校で知られる灘中学・高校(神戸市東灘区)から東京大を経て、東京芸術大大学院の修士課程を修了した異色の経歴の持ち主。若い愛好家や聴衆がなかなか増えない現状に危機感を抱き「知られざる魅力を紹介したい」と力を込める。

 大阪府出身。チェンバロ奏者の母親の影響で幼少からバロック音楽に親しみ、8歳でリコーダーを始めた。中学時代からほぼ独学で練習し数々のコンクールで受賞。東大では文学部で中世イタリアの美術史を専攻したが、抑えきれないリコーダー愛から東京芸大大学院で音楽学を研究した。