「アフターコロナに、この作品だけが頼りだった」と話す池松壮亮＝大阪市内
「アフターコロナに、この作品だけが頼りだった」と話す池松壮亮＝大阪市内

　技術が日々発展するデジタル化社会の功罪を描く「本心」は、現実と仮想の境界が曖昧になり、時代の変化にさまよう人間の心と本質を描くヒューマンミステリーだ。主演の池松壮亮は「とある時代に悩み、それでも必死に生きているというシンプルなことを物語に込めたい」とし、本作を「未来の迷子エンターテインメント」と形容する。