将棋の藤井聡太王位(22)=竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将=に永瀬拓矢九段(32)が挑む「伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦」(神戸新聞社主催)7番勝負第2局が7月15、16日、神戸市北区の有馬温泉で開催される。対局に先立ち、14日夕には両棋士が登場する前夜祭が「有馬グランドホテル」で予定され、同ホテルはこれにファンが参加できる宿泊プラン(限定90人)を販売している。(松本寿美子)
今期の王位戦は藤井の6連覇がかかり、藤井の研究パートナーとして知られる永瀬が初戴冠を狙う。第2局は、同ホテル近くの姉妹旅館「中の坊瑞苑」で指される。
前夜祭は午後5時から約1時間。藤井と永瀬が意気込みを語るほか、2人を撮影できるフォトセッションタイムもある。このほか、村田智穂女流三段(高砂市出身)による司会で、立会人の福崎文吾九段と副立会人の船江恒平七段(加古川市出身)らが王位戦の展望を語るトークショーもある。参加者はソフトドリンク付きで、着席スタイルで鑑賞。両対局者の揮毫(きごう)入り記念扇子ももらえる。
有馬温泉は日本三名泉に選ばれた名湯で、豊臣秀吉も湯治に訪れたとされ、療養効果と美容効果に優れるという「金泉」と「銀泉」がある。
宿泊は1泊2食付き。Aプラン=2人1室12万2千円、Bプラン=2人1室10万2千円-の2種類で、いずれも夕食は前夜祭参加者限定のビュッフェ。兵庫五国の旬の味覚を生かした和洋中の料理が並ぶ。朝食は、他の宿泊客と同様のビュッフェで、和洋中のメニューが並び、実演調理では出来たてのおいしさを味わえる。
申し込みは6月22日まで(定員になり次第締め切る)。同ホテルTEL078・904・0181