尼崎JR脱線事故の事故車両を保存するJR西日本の施設=大阪府吹田市(撮影・丸山桃奈)
尼崎JR脱線事故の事故車両を保存するJR西日本の施設=大阪府吹田市(撮影・丸山桃奈)

 2005年4月の尼崎JR脱線事故の発生から20年を経て、JR西日本が大阪府吹田市に整備した事故車両の保存施設。原則非公開だが、1~4両目は救助活動などで切断された状態のまま、曲がったパイプや座席などが元の位置関係で並べられ、事故の衝撃を物語る。鉄道や航空機の重大事故を伝える施設は他にも先例があり、公開などの対応は分かれている。(岩崎昂志)