老舗コーヒー卸の日米珈琲(神戸市灘区)は29日、神戸元町商店街に直営の喫茶店「ゴールデンカップ神戸」を開設する。神戸ビーフのバーガーを中心に、食事のメニューも多彩に展開。コーヒーと神戸ビーフという神戸ブランドの食の二大看板を掲げ、国内外の観光客需要も取り込みたい考え。
同社はオリオンコーヒー商会として1932年に創業。輸入商社から仕入れたコーヒー豆を焙煎・ブレンドして関西を中心に喫茶店やレストラン、ホテルに卸している。新型コロナウイルス禍で売り上げが一時激減したことを機に、経営を多角化すべく準備を進めてきた。