県客引き防止条例で定める「客引き行為禁止地区」の新たな指定に向け、斎藤元彦知事らが11日夜、西宮市の阪急電鉄西宮北口駅北西にある「にしきた商店街」を視察した。ガールズバーなどによる客引き行為の多発を受け、石井登志郎市長が県に規制を要請していた。斎藤知事は「早ければ5月1日の指定を目指したい」とした。
同商店街一帯は飲食店がひしめく一方、学習塾が100軒以上あり子どもたちの姿も多い。同商店街の矢田貝充彦会長(80)によると、10年ほど前から客引き行為が目立ち始め、20人以上が店先で通行人に声をかけることもあったという。