住友ゴム工業(神戸市中央区)が、仙台市で4月に本格稼働した世界最先端の次世代放射光施設「ナノテラス」を使った研究を進めている。極めて高い解像度での硫黄系物質の観察に成功し、今月、施設のある東北大とともに稼働後初の学術論文を発表した。タイヤに含まれる硫黄の研究を発展させ、開発に取り組む次世代電池「リチウム硫黄電池」向けの素材に生かす。
■「スプリング8」も活用
住友ゴム工業(神戸市中央区)が、仙台市で4月に本格稼働した世界最先端の次世代放射光施設「ナノテラス」を使った研究を進めている。極めて高い解像度での硫黄系物質の観察に成功し、今月、施設のある東北大とともに稼働後初の学術論文を発表した。タイヤに含まれる硫黄の研究を発展させ、開発に取り組む次世代電池「リチウム硫黄電池」向けの素材に生かす。
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